とうとうこの日がやってきました。
現在私は、EvernoteのデータをNotionへ移行中です。
わたしはEvernoteのノート数15000のヘビーユーザーです
わたしは、2015年からのEvernoteのユーザーです。
そして2017年からはEvernoteの使い方を教える講師になりました。
受講生さんたちのアップデートの機会として、現在も、月一度のデジタルサロンが4年続いています。
わたしの持っているEvernoteのノート数は15000。スタックは35。ノートブック数は280。
その中には不要なノートもありますが、日々の雑多な記録の数々のノートは、ルーティンや年ごとにくるイベントという次の機会に見返しては改善を加えることができる、とても貴重な資料です。
Evernote社のおおきな変化
最初からわたしは有料会員で使用していました。
困ったときには、Evernote社からサポートを受けることもできますし、安心して使用していました。
数年前にEvernote社がGoogleの傘下に入ったときは、わたしがよく使用していた録音機能の共有(ピアノのレッスンで使用するため)ができなくなりました。YouTubeとの競合からかな、と思いましたが最初にEvernoteに不便を感じた改悪ポイントでした。
昨年、Evernote社はGoogle傘下から外れて、イタリアの会社になりました。
それとともに大幅なサブスクリプションの料金が上がりました。
わたしの場合は、最初は4400円(年間)でしたが、昨年の更新時は7800円に。
新規の方がEvernoteを使うには、Free(無料)のプランが改悪されて、ほぼ使えない状態になり、最初の有料プランである「Personal」で9300円(年間)になります。値上げ幅がいきなり大きいので驚きました。
わたしにデジタルを習いたい人たちは、スマホに慣れない方がセミナーにいらっしゃることが多いので、年間9300円のアプリをいきなりおすすめするのはちょっと気が引けてしまいました。
Google傘下のときにセキュリティ面でも恩恵を受けていたEvernote社が、イタリアの独立した会社としてやっていくのには相当な経費がかかるのかな、と想像しました。
また、月一のサロンの会員さんには、Evernoteのサブスクリプションの二重請求がくる問題が発生したり、時々トラブルがありました。そのつどご一緒に解決のお手伝いをさせていただきました。
Evernoteのよいところ
わたしは、Evernoteが嫌いになったわけではありません。
これほど多機能なノートアプリはほかにはなかなか無くて、データの一元管理に適したノートアプリであることに違いありません。そして、この多機能性を維持しながら、ほかのアプリに遜色ないアップデートを続けていくのに必要な経費も相当かかるだろうと思います。なので、9300円はわたしほどのヘビーユーザーだったら決して高すぎることがない金額のような気もします。
ホーム画面のスクラッチパッドも便利ですし、Googleカレンダーとの連携で、素早くノートが作成できるのも気に入っています。WEBクリップの機能は、YouTubeのお気に入りの動画を資料としてまとめておくのにも役立っています。
またこれほどノートが多くなると、ノート間のリンクを作成して、目次ページも便利に使っています。
毎日のようにアップデートがされているようで、細やかな改善点の連絡もきますし、サポートもすぐに対応してくれます。
これから人にすすめるには……という視点
自分自身が満足して納得できて、Evernoteを使用するのはそのままでOKだと思います。
ただ、どんどん新しいデジタルツールが増えている中で、その人に合う、より良いものがあるなら、そちらをおすすめしたい、と考えるようになりました。
そこで、比較検討したのは、『UpNote』と『Notion』です。
Evernoteの代替アプリ~UpNoteも良さそう
アップノートというアプリの有料プランは、月100円、または買い切りで4000円です。
デザインも明るくおしゃれな感じで、人によってはこちらが良いかもしれません。
Evernoteからのデータ移行もできます。
ノートブックが、ブロックで並ぶのがかわいい感じです。
ただ機能の多さは、Evernoteの方がいろいろとできます。逆に、Evernoteの機能の一部しか使っていない、そんなにたくさん機能はいらんねん、という人には、このUpNoteは使いやすいかもしれません。
アプリのお値段もお安いですね。
Evernoteの代替アプリ~わたしの場合はNotionが良さそう
両方をみてみて、私の場合はNotionがよさそう、と思いました。
・データの数が多いので、Notionの方がデータ移行の手間が楽。
・仕事の手順の組み立てがしやすい。
・すっきりと見やすい画面
・有料プランは、必要になれば使えばよい
・録音データもノートで共有できる
そうなんです。ピアノのレッスンに必要な機能がついているのがポイントです。
次のサブスクリプション支払いまでの試運転期間
人によって、サブスクリプションが決済される期日が異なります。
わたしの場合は8月にEvernoteの年間料金が決済されます。
Notionは、Evernoteのバックアップとしても使うことができます。
サブスクリプションが決済されるときまでは、Notionにデータを移行しつつ試運転してみます。
移行方法のセミナーを開催します
データのおひっこしセミナーは、受講者のみなさんからは大変わかりやすい説明とご好評です。
(現在、NotionとEvernoteが連携が再開されました!)
データおひっこしの操作自体は簡単ですが、一人で操作をするのが不安な人や、質問があられる人は、お問い合わせください。状況が個人個人で異なりますので、個別の相談で受け付けます。
Notionの使い方セミナーも開講です
Evernoteのお引越しを済ませた方、Notionを一から始める方のためのセミナーです。
(要パソコン)よろしければお問合せください。
デジタルツールの管理はそれぞれが気をつけて
世の中の変化がはげしくて、「これなら絶対大丈夫。」ということが必ずしも言えない昨今です。
大きな会社もつぶれることもあります。万全のセキュリティを備えているはずの通信会社も日常的に障害が起きています。いずれにしても、何が起こっても軽やかに対応して動けることが大切かな、と思う今日この頃です。
これからもこうした新しい情報を共有させていただけたらと思います。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代