2024年4月27日大阪の南港サンセットホールでPi-up主催の第3回『ピアノが上手くなる演奏会』がありました。
南港ATCのサンセットホール
大阪南港のATC(アジアトレーディングセンター)は初めて行きました。10階に、サンセットホールがあります。
YouTuberの黒木洋平さん
黒木洋平さんは、最近よくYouTubeで見ているピアニストです。
ヨーロッパで学ばれたピアノを演奏する身体の使い方が、実は日本で教わってきた奏法と真逆~というような動画をたくさん上げてられます。「指先はゆるめる。」「肩甲骨など意識を指から遠いところで遠隔操作のように弾く。」などが、私が今学んでいる舘えりな先生の「お豆奏法」とのワード的共通点が多くて、以前から興味がありました。
演奏会には友人の代理で出演
そして、そもそもこの演奏会に出るきっかけは、申込みをされていた友人がけがをされて、私に「代わりに出てもらえたら嬉しい。」と機会をくださいました。2,3週間しか練習期間がなくて、ノクターンか、何かいつでも弾ける曲~と思案していましたが、それらはすでにプログラムに載っていてどなたかが演奏される予定だったので、悩みました。5分以内の曲ということで、昨年弾いていた「黒鍵」を引っ張り出して10日間自分なりに特訓を。
大人のピアノ愛好家の発表会
好きな曲を弾いて楽しむ雰囲気
みなさんの曲はどれも愛され名曲です。好きで一生懸命に練習をしてこられたのがよくわかりました。
私と同年代の男性も女性もいらして、とても親近感がわきました。
人生いろいろ通り過ぎた年代で、この時ばかりは自分のための時間を大切に思いながらピアノを弾かれている姿というのは、それだけで尊いです。飽きずにずっと聴いていることができました。
わたしの「黒鍵」はメッセージをこめて
なんと、ケガして入院されていたM子さんが、退院したその日であるにもかかわらず、演奏を聴きに来られました。
とてもびっくりしたけれど、心の中では「よかったね。退院おめでとー。」という気持ちいっぱい。ハグしたい気持ち。その気持ちのメッセージ的に黒鍵を弾きました。
終わったら、M子さんは、「軽くて素敵だったよ。」とほめてくれました。
また、黒木さんのピアノは、お豆奏法との違いは歴然とあるので、どんな風にみられているのかな、というのが気になるところです。
そのうち黒木洋平さんの講評シートをいただけるそうで、それがとっても楽しみです。
最後に黒木洋平さんの演奏
当日その場で曲を決められて演奏されました。
・スカルラッティのソナタを2つ
・ショパンのワルツop64-2
・ドビュッシーのレントより遅く
・英雄ポロネーズ
・月の光
ものすごいダイナミクスレンジでした。楽に音を出されているのがよくわかりました。私はドビュッシーが好きでした。あとで聴いてみたいことはたくさん。
レストランでの懇親会
演奏したみなさんと懇親会にも参加しました。東京からこの演奏会に参加された方も多くてびっくりです。
お店は、「ビストロモーベ ギャルソン堺筋本町」大変素敵なフレンチでした。
お皿のひとつひとつが丁寧でお味が美味しくて、品数の多さに驚きです。
デザートも数種出ましたが、終バスの時間が心配で私はその前にお店を出ることになって残念でした。
このお店はいつかもう一度行ってみたいです。
今後の活動にも期待
黒木洋平さんは、リサイタルなど大きなイベントもあるそうです。(正式発表が楽しみです。)
人気が爆上がりのピアニストなので、今回のような演奏会は希望者多数で出るのも大変になるかもしれません。
ピアノの奏法は、身体のためにもとても大切なので、黒木さんの動画での発言もよく見ていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代