2022年の教室設備の最大のアップデートは、音響機器の導入です。音響のプロの方に相談しながらマイク、モニタースピーカー、ミキサーなどを揃えました。先日、毎回お世話になっている調律師さんが、「すっかりスタジオ化しましたね。」と驚かれました。まさかの、ここまで…と自分でも思いますが。
音響機器が必要なワケ
2019年からのコロナ禍。ピアノレッスンをストップしないで継続する方法を模索して、すぐにLINEでのレッスンを始めました。2022年現在、画質も音も良くなったLINEですが、当時はプチプチ音切れ切れ、固まる画像、ピアノレッスンで使うのは難しかったです。Google Duo(現在のgoogle Meet)、FaceTimeなども駆使してレッスンを途切らせることなく行いました。そして行き着いたZOOM。外部マイクで音質を上げることができるので、コンデンサーマイクを使ってのレッスンを始めました。コンデンサーマイクは一本あれば、生徒だけでなく、自分が学ぶオンラインセミナーにもとても役立ちます。
今でも愛用のイエティ。(コンデンサーマイク)
オンラインでの音質を整える
プロの音響エンジニアさんに相談して、マイク、モニタースピーカー、ミキサーなどを揃えました。こちらからの音はほとんど途切れがなく、相手に届けることができるようになり、また相手の音もスピーカーから出るので、演奏の内容について判断がしやすくなりました。
CDやMIDI音源とも臨場感のある演奏ができる
では、コロナ収束の後は、どうするのか?と思われると思いますが、リアルレッスンでも毎回音響機器を使っています。最近のテキストには、CDや、MP3の伴奏音源がついているものが多いので、それをミキサーにつないで良い音のスピーカーから出しながら、ピアノを合わせて弾きます。小さなスマホやタブレットで音源を流すよりはずっと、バランスもとりやすく気持ちが乗ります。
録音で提出するコンクールや試験にも対応できる
リアルのコンクールが次々と中止になる中で、録音審査や動画提出のコンクールやセミナーがあちこちで現れました。録画、録音の画質、音質を上げる必要が出てきました。ピアノのコンディションを整えるのはいうまでもなく、周辺機器によっても演奏の印象の良し悪しが出てしまいます。録画や録音が良い作品に仕上げられるのは安心です。
ピアノ教室の雰囲気は?
どちらかといえばクラシック音楽のピアノ教室で機材が目立つと、ちょっと落ち着きませんでした。どうすればいいか考えた末、特に配線があちこちから出ているのが問題と気づきました。
配線のわちゃわちゃを整える
私の整理収納の師匠でもある小西紗代先生に配線処理の相談をして、ずいぶんとスッキリした床になりました。収納の基本は、床にものが無いこと。空中収納ですね。
これからの平常時にも非常時にも
オンラインの講座やレッスンのおかげで、全国も全世界も簡単につながることができるようになりました。オンライン機器を揃えて、良かったと思う場面がたくさんあります。参考になれば嬉しいです。
2022年12月現在。活気ある日常は戻ってきていますが、幼稚園や小学校、中学校で、コロナによる学級閉鎖はまだちらほらあります。おまけにインフルエンザも流行してきました。PCR検査も陰性、と出ても、数日後に陽性に変わる件も少なからずあります。私の教室では、本人やご家族は発熱したら、原因が何であってもその週はオンラインレッスンに切り替えています。学級閉鎖や、緊急事態宣言下もオンラインレッスン。また、忙しい中学生など、教室まで足を運ぶのがしんどい時にはオンラインを希望して来られます。
柴田幸代
神戸北町しばたピアノ教室+デジタルでスマートな生活
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代