ピアノ奏法革命の舘えりな先生のリアルレッスンを受けてきました。
舘えりな先生のピアノレッスン
2022年よりオンラインサロンで、舘先生が提案されている奏法のグループレッスンを受講しています。
ピアノという楽器の構造から、楽譜に書かれた音を美しく打鍵するには?
「ただ、手をゆるめて鍵盤の浅い点を軽く打っていくだけ。」
言葉にするとそれだけ。なのですが、そのためには指を使って弾く意識を無くす必要があります。
長年、関節も強く鍛えて、指が動くトレーニングをしてきた身には、全く正反対の体の使い方になります。
けれど、この奏法だと、真珠の玉を並べたような美しいスケールや難易度の高いパッセージも手に負担なく演奏が楽になり、時間を多くかけずにレパートリーに取り組んでいくことができます。
トラブルがある手にもやさしく、手が治っていく
もともと、手のトラブルがきっかけで、この奏法に出会う人が多いようです。
わたしも、年齢とともにへバーデン結節、ブシャール結節、手首の骨折後の指のこわばり、などを問題を抱えていて、難易度の高いレパートリーを弾くことを諦めかけていました。曲がった関節やとび出した骨など、加齢とともに節が目立つ西洋の魔女のような手も、幾分まっすぐになってきています。
いくつからでもピアニスト
私は、今回はショパンのバラード第2番のレッスンを受けました。周りのレッスン生の皆さんも、どんどん難曲にチャレンジされて、きれいに仕上げていかれています。いつか私もこのお仲間に交じって、この奏法で弾くピアノの発表会に参加することが目下の目標です。みんな、ピアニストになっていく〜
もっとゆるんだ自分でいいのです
1年間の学習で、概ね脱力ができてきましたが、1の指に若干力むところがあり、そうするとスケールの音の粒がきれいに並ばなかったりしています。
そういうときのコツは、手のフォームをつくらないこと。だら~んとさせる。そして上腕から軽く打つ。
このとき、きちんと手のフォームを意識してきた体からすると、だらしないような感覚があります。
「え?こんなになってていいんですか?」と、いちいち尋ねる感じです。家でゴロゴロ寝転んでいるようなおくつろぎ感まで気持ちをゆるめて、手をゆるめて弾くと、「そうそう、それ。」 と、えりな先生。
意識の大きな革命です。「ゆるめると全部うまくいく。ピアノも人生も。」
たしかに、ピアノに向かっているときだけ、こういうゆるんだ意識を持つのは難しいです。
どの時間、どの場面でも、ゆるめるを意識しているほうがよいことはわかりました。
9月4日(月)セミナーでもお話が聞けます。
9月にそんなお話のセミナーもあります。量子学とか、大きなテーマでお話されるようです。
『青ちゃんx服部みれいさんXお豆?地球創生史上初にして史上最強?超贅沢な夢のコラボ』
レッスンの前後には、小学生の女の子、中学生の男の子がえりな先生のレッスンを受けていました。
とても素直に、見知らぬおばさんである私ともニコニコとお話ししてくれて、レッスン室にいる時のニュートラル感、しあわせ時間を共有できる心の余裕を感じました。
なかなか、今の子どもたちで、このようにふるまえる子らは少ないのでは…….
わたしも鎧を脱ぎ捨てて、呼吸も楽になりつつある今日この頃です。
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代