
2025年6月、和歌山・白浜アドベンチャーワールドのジャイアントパンダたちが中国に帰ってしまいます。
つい先日、神戸・王子動物園のパンダも帰国し、ついに関西からパンダがいなくなってしまう――そんな寂しさが、胸いっぱいに広がります。
「いつでも会える」と思っていたのに…
白浜アドベンチャーワールドには、これまで多くのパンダの赤ちゃんが生まれ、育ってきました。
良浜(らうひん)、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)―が現在ここで飼育されている4頭です。

そんな彼らがみんないなくなってしまうなんて、本当に信じられないし、悲しい。
でも、きっと私だけじゃない。
この日、朝10時前に到着したにもかかわらず、駐車場はなんと1キロの渋滞。みんな同じ気持ちで、パンダに会いに来ているんだなと感じました。
まずは「パンダラブ」へ直行!
入場してすぐ、「パンダラブ」へ。
そこで結浜、楓浜に会うことができました(…どっちがどっちか、正直わからなかったけれど…)。
1頭はスヤスヤとお昼寝中。ガラス越しに写真を撮っても反射してしまってうまく撮れなかったけれど、そんなことは本当にどうでもよくて。
ただただ、「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。
楽しかった家族の思い出、子どもたちとの賑やかな記憶の1コマにいてくれたパンダたち。
そして、今はふたりになった私たちが今日ここに来ても、やっぱり笑顔がこぼれる愛らしい姿は変わらない。
心の中で何度も、ありがとうを伝えました。

ブリーディングセンターは平日でも大混雑!
午後は「ブリーディングセンター」へ。ここには良浜と彩浜がいます。
平日にもかかわらず、なんと120分待ち!本当に多くの人が、最後の姿を目に焼き付けようとしていました。
これから行かれる方へ。朝一番に行って、真っ先にパンダに会いに行くことをおすすめします。

パンダのあとは、イルカのショーで癒されて
11:15からはマリンライブ「スマイルズ」のイルカショーへ。
スピード感あふれるイルカのとトレーナーの遊泳には拍手喝采。
そして12時からは「アニマルアクション」のショーも楽しみました。
ヤギやペンギンやカワウソ、カピバラが次々に登場します。
アシカは輪っかをキャッチしたりボールをキャッチしたり、さすがの芸達者でした。
動物たちのがんばりとトレーナーさんの優しいまなざしに、心がふわっと癒されました。

最後に。
パンダたちへ。
ここにいてくれて、本当にありがとう。
こどもたち、今はパパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんになった日本の人々みんなが、あなたたちに癒されて笑顔になれました。
パンダの思い出は、これからもずっと、温かい記憶として心に残り続けます。
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代