
効率化は「ラクをするため」だけじゃない
最近、「何のために効率化をするのだろう?」ということを、あらためて考えていました。
私たちはつい、
効率化=時間短縮
効率化=面倒を減らすこと
と思いがちです。
もちろんそれも大切です。
でも本当は、効率化した先にあるのは、「自分が心地よく生きる時間」を増やすことなのではないかと思うのです。
自分のために整える時間
たとえば、自分が今食べたいものを、さっと作ること。
気になっていた場所を少し片付けること。
花瓶のお花の水を替えて、茎を少し水切りして、長くきれいに咲いてくれるように整えること。
一見すると、どれも小さな家事です。
でも不思議と、こういうことをしている時間は、とても心地いい。
「自分が喜ぶことを、自分で準備している」という感覚があるからかもしれません。
手を動かすことで整う感覚
もちろん、ルンバで掃除をするのも便利です。
でも、自分で掃除機をかけて、目の前のゴミがきれいになっていくのを見ると、気持ちがすっと整います。
お茶碗を洗う時も同じです。
汚れていたものが、目の前でどんどんきれいになっていく。
それだけで、どこか心まで整っていくような感覚があります。
脳が「達成」を喜ぶ感覚とは少し違って、体そのものが安心している感じです。
効率化したい本当の理由
結局、何かを効率化したいと思うのは、「何かを味わう時間」を作りたいからなのだと思います。
家事を機械や誰かに任せたい時は、他に集中したいことがある時。
仕事に没頭したい時。
創作や学びに時間を使いたい時。
それはそれで、とても大切です。
でも一方で、人が「生きている実感」を感じるのは、意外と体に感覚が残る時間なのかもしれません。
洗濯物を干す風。
洗濯したシーツの気持ちよさ。
土や花に水をあげる時間。
5月の晴れた日に、外の空気を感じながら過ごすひととき。
そういうものは、効率や成果では測れない豊かさがあります。
脳の喜びと、体の喜び
仕事がサクサク片付くのは嬉しい。
達成感もあります。
でも、脳が喜ぶことと、体が喜ぶことは、少し違う気がしています。
考えること、達成すること、前進すること。
それだけでなく、
触れること
動くこと
感じること
味わうこと
その両方がバランスよく満たされることが、心身の健康につながるのかもしれません。
「気持ちいい」を味わうために
だから私は、
「やらなければいけないからやる」のではなく、
「今これをすると、すごく気持ちがいい」
そう感じられる時間を増やしたいと思っています。
そのために、他のことを効率化する。
あるいは、不必要なものを少しずつ手放していく。
そんな暮らし方を、これからもっと大切にしていきたいです。
あなたは、何に時間を使いたいですか?
神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代





