ピアノレッスン

ピアノを置く部屋で気をつけていること

今日はピアノの調律でした。調律後は、ピアノの音色がグッと濃くなったように感じました。

調律師さん選びは大切

調律師さんによって、ピアノの音色、タッチがとても変わります。

アコースティックピアノの場合は購入した楽器店から派遣された調律師さんが、通常は年に一度、同じ時期に来られるかと思います。メンテナンスが行き届いていないかも、と不安に思うピアノ学習者の方は、習っている先生に良い調律師さんの尋ねてみましょう。先生は、教室の生徒さんたちが、良いコンディションのピアノで練習してくれることを望んでいますので、相談にのってくださると思います。

ピアノには湿度管理が大切

ピアノは、大きな木枠の中に金属のフレームが入っています。その金属のフレームのねじで音程を合わせた金属製の弦が、とても強い力で張り巡らされています。

また、鍵盤につながるシャフトも木製で、その先にあるハンマーはフエルトでおおわれています。

この木製の枠とピアノ本体の裏側にある楽器の命の部分の「共鳴板」、そしてシャフトやハンマーの先のフエルトは、湿度の影響を強く受けます。

ピアノには温度管理も大切

ピアノの金属フレームは、気温が高いと膨張し、気温が低いと縮みます。夏と冬を比べると、大きな気温の差があります。音のコンディションをより良く保つには、一年を通して温度が穏やかであるように気をつけましょう。

独立したピアノ室がなくても、直射日光が当たる、とか結露の影響を受けることは避けましょう。

ピアノにとって危険なこと

・直射日光が当たること~熱で金属フレームが膨張して、木枠が乾燥するとピアノが割れます。

・雨の日や湿度が高い日に窓を開け放すこと~家の中の湿度が70%以上になることがあります。ピアノの木枠も湿気で膨張します。また、木製のハンマーも膨張するとすこしよじれて真っ直ぐに弦を叩かなくなります。フエルト部分も湿気をおびると、もこもこした音になります。

・結露~結露しやすい部屋は、カビが発生しやすいです。中古のピアノを譲りたいという人のお宅で、真っ白いフエルトでおおわれているはずのハンマーが、カビで真っ黒になっているピアノを見たことがあります。乾燥剤を入れるのは多少効果があるかもしれませんが、それよりは除湿機やエアコンを使う方が数値で確認しやすいです。

・冬の暖房消し忘れや床暖房~熱が加わり続ける環境で、木の部分が乾燥して中の金属が膨張すると、ピアノが割れます。たまにわたしは、ピアノ室の暖房を切り忘れて寝室に行って寝てしまうことがあり、朝に湿度が30%以下になっていてドキッとします。冬場は、加湿つき空気清浄機とエアコンも加湿暖房をかけています。部屋をでるときにエアコンはオフにしますが、加湿つき空気清浄機は一日中オンにしています。

おすすめのピアノ管理方法

・弾く時間が終わったら、きちんとフタをする。~ほこりだけでなく、気温や湿度の変化からピアノを守ります。

・冬にマイナス気温になるときは、カバーをかけておく。~極端な気温変化からピアノを守ります。

・夏場は除湿機、冬場は加湿器で調整する。~ピアノは湿度50%~55%が理想です。60%を上回るとき、40%を下回るときは調整が必要です。

・室内の気温は20度前後が理想。5度以下、30度以上のときは、エアコンで調整しましょう。

過酷な環境でがんばっているピアノは

全国にたくさんあるストリートピアノ、駅ピアノたち。

屋根の下とはいえ、雨の日に公共の場に置かれているピアノを見かけると、「おつかれさま。」と声をかけたくなります。ぜひ大切にきれいな音で弾いてあげてくださいね。

本日もありがとうございました。

神戸北町のしばたピアノ教室 柴田 幸代

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