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コンサート

チョンミョンフン指揮ミラノスカラ座フィルハーモニーと藤田真央(pf)を聴いてきました。

以前、テレビ番組で見たチョンミョンフンのトークを聞き、この人の生の音楽を体験してみたいと思い、神戸から横浜のみなとみらいホールに行ってきました。

2025年9月23日(火・祝)横浜みなとみらいホール

指揮  チョン・ミョン・フン

ピアノ 藤田真央

ミラノスカラ座フィルハーモニー管弦楽団

プログラム

Aプログラム

ヴェルディ:運命の力序曲

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(ピアノ:藤田真央)

ソリストアンコール:ラフマニノフ楽興の時第2番Op.16-2

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

アンコール1:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲

アンコール2:「ウィリアムテル」より序曲

大人気のピアニスト、藤田真央の初の生で聴くピアノも楽しみ。そして、秋になると聴きたくなるチャイコフスキーの「悲愴」。それをチョンミョンフンの指揮で聞けるとは、なんたるしあわせ。私の好みが全部詰まったプログラムでした。

チケットはA席

結構、バルコニーの席が好みです。

いつもは、ピアニストの背中側から見る左バルコニーが好みですが、今回は右のバルコニーでした。

そして、この席は今回大正解。

チョンミョンフンのオーケストラへの指示がよく見えて、藤田真央くんが指揮者を見ようと顔を上げた目線の先が、わたし。(笑)ということで、真央君のお顔もよく見えました。

A席にして、31000円というお値段は、よほどでなければわざわざ行かない価格ではありますが、

この日の演奏からは、価値を受け取れる音楽でした。

ピアノとオケの魅力を120%引き出す指揮者の力

藤田真央のラフマニノフは、美しさを歌いきる演奏でした。

ソロのピアノにだんだんと薄っすらかぶせてくる弦楽器パートは、絹糸を手繰り寄せるような繊細さで、その層がだんだん厚くなるところも、たなびく雲がかき集まってくるように自然な音のエネルギーの増減さ。

ピアニストとソリストの掛け合いのところは、それぞれのソリストに音楽を任せた感じで、チョンミョンフンがほぼ手を下したままでじっと聴いているのが印象的でした。

場面をガラリと変えるティンパニの合図も、チョンミョンフンのタイミングよりずっと前の予めの小さな合図だけで、いざ叩くタイミングは、ティンパニ奏者に任されているようでした。

オーケストラとの音楽の意図を共有しておいて、その音楽の流れの中で、オケの奏者がそれぞれの仕事をこなしていくのが見て取れました。

指揮のパフォーマンスがミニマムで、これだけ大きな表現を引き出しているチョンミョンフンの偉大さがとってもよくわかりました。

チョンミョンフンの大人数のたくさんの音をまとめあげて、パフォーマンスを引き出す力はほんとに素晴らしくて、感動しっぱなしでした。

秋にチャイコフスキーの「悲愴」を聴くたのしみ

ほんとうは、11月くらいの晩秋にチャイコフスキーの「悲愴」を聴くと、気分と季節がぴったり合うようで好きなのですが、今回は9月。しかも例年にない暑さの9月だったので、やや気分も来節も明るめの「悲愴」でした。

しかも、ミラノスカラ座フィルハーモニーの金管の音色もやや明るめ。

チョンミョンフンが、ここは一生懸命重心を下げた指揮をしていましたが、演奏者の音楽へのよろこびがにじみ出てしまっているようで、重く暗くならずに美しい景色を見せてくれました。

それもまた良いかも、と思いました。

鳴りやまない拍手

お客さんも大興奮だったプログラム。

演奏が終わってしまうのが、名残惜しいスタンディングオベーション。

チョンミョンフンは、あらかじめ用意しておいたアンコール曲を、もったいぶらずにわりとあっさりと演奏し始めてくれます。そういうところも好きです。

生のコンサートの楽しさ。

この日の感動で数年分は思い出してしあわせになれる音楽でした。

神戸のピアノの先生友達と偶然、コンサートでお会いしました。

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