さて、全くどんな国なのか想像もつかないラオスへ。
これまでの、旅程は下記のとおりです。
カンボジアでは、多くの遺跡群と対面してきました。
ラオスでの予定は、ルアンパバーンの1つのホテルに滞在しながら、
旅の4日目で、「象のえさやり」「クワンシーの滝」「モン族の村散策」「カム族の村でのお料理教室」、
旅の5日目で「托鉢へのお供え」「酒造りの村見学」「メコン川クルーズ」「紙漉きと織物の村を見学」「バク洞窟」「プーシーの丘の夕日鑑賞」「ナイトマーケット」
旅の6日目で、「王宮博物館」「世界遺産ワットマイ」「ワットシェラトン」「世界遺産の大通り散策」という盛りだくさんの行程です。
エレファントキャンプ・クワンシーの滝
最初に訪れたのは、エレファントキャンプ。
現在、この国では象は保護されている動物なので、昔のように人間の道具として扱ったり、上に乗ったりしてはいけないそうです。
ここにいる象たちも保護の対象で、治療などの目的で飼われているそうです。
そして、象を扱うインストラクターの資格を(記念証明書で正式かどうかは未確認)数日で学べるそうです。象の保全生態学を学ぶコースは、1か月のプログラムがあるそうです。
象のえさやり体験ができます。
竹やバナナなどを手で渡すと鼻でくわえて、食べてくれます。
同じものが続くと、ポイっと横に捨てられます。(笑)






そのあとはクワンシーの滝へ。
緑豊かな山の中にエメラルドグリーンの渓流と滝がある風景で、気持ちがよくて解放感いっぱい。笑顔がこぼれます。



モン族の村散策とカム族の村でのお料理体験
ガイドさんの女性は、モン族の村出身だそうです。
ラオスは、現在も複数の部族で成り立っている国だそうです。
ベトナム戦争に多くの男性がかりだされて戦死し、お年寄りは主に女性が残っており、国の平均年齢が27歳だと言われてます。
どのお店でも宿泊施設でも、中学生くらいの若い子たちがスタッフとして働いています。
お年寄りの女性たちは、農村での米や畑の仕事のほか、手仕事の刺繍や織物を作って、それを売っています。




1ドル(150円程度)

「ワンダラー(1ドル)」と
口々に。

収入がふえたら壁を作る。
そして、お料理教室のメンバーでの旅行ということで、現地のお料理教室体験。
夜、山の上に住むカム族の村へ行きました。
バナナの葉っぱがテーブルクロス替わり。
もち米を洗って、焚火で蒸していく。
緑の葉っぱ(植物名は不明)をひたすら揉んで汁を出してスープにする。
ナマズを葉っぱでくるんで蒸し焼きに。鶏肉も同じく、蒸し焼きに。
インゲンや、パパイヤの千切りをピリ辛のサラダに。
ココナッツをくりぬいて、中の白い実をお湯に溶かして、サツマイモや里芋と一緒に似てデザートのお汁粉に。
お味は、日本の田舎にもありそうな、素朴で懐かしい味。
現地の人はもっと辛みを強くして食べるそうですが、私たちは刺激ひかえめでいただきました。















からめていただきます。
托鉢へのお供え・朝市を散策
仏教国であるラオスは、少年は一度は僧侶になるとよい、と育てられます。
女子は僧侶にはなれません。
僧侶になると、生活のしつけができ、食べ物にも困らず、学校に行かせてもらえるそうです。
でも僧侶をやめたいときは、3か月前に申告すれば、世間に戻れるそうです。
朝4時起床。6時に托鉢が始まる前に、僧が歩く沿道で準備をします。
炊いたもち米が入った籠から、手で僧侶の籠にひとつまみ入れます。
日本のお菓子も持って行ったので、籠に入れます。
1つの托鉢集団は、1つのお寺から来ているそうで、みんながそれぞれもらったものはお寺でひとつにまとめられて、そこから分け合って食べるそうです。
おかずは檀家さんが用意してくれているとのことです。


















紙すきの村・絹織物の村・バク洞窟・プーシーの丘の夕日
たくさんの手仕事の村を見学しました。
手すきの紙に押し花を入れる作業、絹織物は、蚕を育てて繭をとる工程などが見学できました。
バク洞窟では、使わない仏像がここに集められているそうです。たくさんの仏像がありました。
プーシーの丘の夕日を見るために、たくさんの人が丘を駆け上っていましたが、なかなかたどり着けないくらい、高い丘でした。
でも登ってよかったと思えるほど、美しい夕日が見られました。















プルマン ルアンプラバンホテル
ルアンパバーンでのホテルは、ゴルフ場のような敷地に建つコテージでした。
室内も広くスイートルームの造り。
敷地内を散策できる遊歩道があり、フロントロビーへは電気自動車を使って移動。
睡蓮の池、うさぎの小屋、水牛の水浴びなどが見られて、一日ホテルでゆっくりしていても飽きません。(ゆっくりできない日程でしたが。)
プールも3つあり、いつでも泳ぐことができます。
このホテルに3泊して、ラオスの観光地を回りました。
私の部屋は、コテージの2階でしたが、敷地に住むネコが、子猫をそっとベランダに連れてきました。
「わたしを育ててください。」と子猫がかわいい目で訴えてきます。
お母さんネコも「この子を連れて行ってあげてください。」と、言うように、離れたところで見守っているのですが、日本に連れ帰ることどころか、触ることもできず~。
ラオスの思い出といえば、一番にかわいい子猫が思い浮かびます。



































王宮博物館・ワットマイ・ワットシェラトン・世界遺産の大通り
最後の日は、世界遺産の仏教建築めぐり。


















魅力いっぱいのラオス
戦禍の爪痕から復活して、若い人が生き生きと国を引っ張っているラオスは、みどころ多くて、やさしい人が多い国でした。
スリや盗難の心配もなく、安心して過ごすことができたのもよかったです。
食べ物も、ベトナム料理風、タイ料理風、中華風、と日本人にはなじみのある味が多く、楽しむことができました。
カンボジア、ラオスの魅力が伝わればうれしいです。





